ドイツのリースリングを飲み比べる会がありまして、寒い時期に寒い地方の酸の強いワインを飲もうと言う、季節はずれの物好きが集まりました。
まずはモーゼル流域とラインガウのトロッケン(辛口)から。
モトリア・リースリング・トロッケン01 /モーゼル・ザール・ルーヴァー ¥2,500
中部モーゼルの特徴であるりんごの様な酸がシャープに出ているのですが、香りはとても甘く熟したりんごの蜜や桃を彷彿とさせ、また色も濃い黄金色をしています。ドイツワインとしてはアルコール度数も高く12°あります。もう少し旨みがあるとかなりイケてるのですが。
ザールブルガー・ラウシュ・リースリング・トロッケン99 /モーゼル・ザール・ルーヴァー ¥2,200
モーゼル上流のザールはグレープフルーツや夏みかんの苦味のある酸が特徴です。色は薄めで酸に厚みがあるせいか、ひりひりするほどの酸味は感じません。熟成に伴いリースリング特有のオイリーな香りがのぞいています。全体に乾いたような印象がありちょっと膨らみに欠けているようです。特徴を捉えにくいワインでした。
エストリッヒ・ドゥ-スベルク・リースリング・トロッケン01 /ラインガウ ¥3,000
前の2本と比べるとこれだけ香りの質が違います。果実の香りというより、穀物や鉱物(ミネラル)が香り、酸もとても線が太く旨みがのっており非常に丸いワインです。ただ旨みの割に香りが閉じているのかおとなし過ぎてちょっと物足りない。もう少し経つときっと変身するのでしょう。