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  • ジビエにはこのワイン その4
    [ 2004-12-30 18:46 ]
  • ジビエにはこのワイン その3
    [ 2004-12-23 18:53 ]
  • ジビエにはこのワイン その2
    [ 2004-12-20 18:37 ]
  • ジビエにはこのワイン
    [ 2004-12-17 19:45 ]
  • ジビエですねぇ
    [ 2004-12-16 18:06 ]
ジビエにはこのワイン その4
  前回に続き、今回も料理はリエーブルのバロンティーヌ、そしてワインが・・・・
Ch.Ferriere`94   格付3級のボルドー村、1992年まではCh.Lascombesの所有で
、その後Ch.Haut-Bages-Liberalの手に委ねられるようになってから、グングン頭角を現して来つつある期待のシャトーです。オフヴィンテージのせいか、パワフルながら硬さが取れ始め、ワインだけで飲むとまだ強すぎるのですが、ジビエ位力のある料理と合わせると、ちょうど良い塩梅です。スパイシーで程良く効いたロースト香、完熟してドライフルーツへと移りつつある果実味、がっしりとしたタンニン、マルゴーのワインにしてはボリュームがありますが、ただ濃いでけでなく落ち着いた深みを持つワインです。ワインだけをひとくち飲んだ後に料理と一緒にもう一度含んでみると、両者の持つ個性が良い方に際立つのがわかります。リエーブルの強すぎる位の野生味をワインのスパイシーさとタンニンががっちりと受けとめ、まだ若いワインの酸味や雑味をリエーブルの旨みとフォアグラの甘さが、まぁるく包み込み、ずーっとこのまま口の中にとどめておきたい、飲み込むのが勿体ない、美味しすぎるパートナーシップなのです。皿とグラスが空になっても、次の日になっても余韻は続き、思い出してはニヤケてしまう、危ない人になる程のパワーを持った組み合わせでした。昔から脈々と受け継がれてきた組み合わせには、どの時代のどの国の人をも納得させるものがあるんですね。脱帽です。

                                 LMS 福本


by shimizu1021 | 2004-12-30 18:46 | ワインに合うお料理
ジビエにはこのワイン その3
  クリスマスに沸くこの時期、ジビエも最盛期をむかえます。雉、山鳩、野鴨、山シギを始め鹿、猪、等が一堂に会します。冬野菜も旨みを増し、きのこもトリュフを筆頭に、あらゆる種類が魅惑的に香ります。そして、決して万人向けとは言えませんが、ジビエ好きの魂を、鷲づかみして、放してくれないのが・・・・リエーブル(野兎)なのです。
一般的なうさぎは、身も白っぽく、筋肉質な地鶏よりもっと癖もなく、淡白で素直なお肉です。うさぎですよ、と教えられない限り、誰もが普通に食べられる食材です。
ところが、野の文字が付いた途端、全く別物に変身してしまうのです。見た目は家うさぎや穴うさぎより1まわり大きく、毛が茶色い位でさほどの違いはないのですが、一皮剥くと、こりゃびっくりです。肉質はとても締まっており、そのままローストしても歯が立たない程で、身も濃い赤です。ものすごく野生の匂いが強く、正に動物園そのものです。そんなリエーブルが最も力を発揮するのが・・・・・、  
一度部位ごとに、火を入れた後、バラバラにほぐして成型し直し、血と内臓とワインのソースでじっくり煮込んでゆき、仕上げまでに3日~5日掛かる、古き良きフランスのコテコテ、クラッシックな料理です。リエーブル自体には、ほとんど脂肪がないので、ソースにも、ほぐし固めた肉の真ん中にも、たっぷりのフォアグラがはいっており、むせ返る程の野生味と、フォアグラの溶けた脂の甘い香りに、この世で一番罪深いことを、しでかしている様な、後ろめたさと、恍惚にクラクラしながら、やめられないとまらないで地獄に堕ちてゆく、危険極まりない1皿です。そしてこんな料理を、しらふでなんて絶対に無理で、合わせる酒はどう考えてもワイン以外なく、そのワインを何にするかと言うとこれが難しい。動物臭ムンムンで、熟成したニュアンスがあって、パワフルだけれど厚化粧じゃない、表に現れない底力を感じさせるワイン、でもって手が届かないのでは、お話になりません。
という訳で、この度のセレクトは・・・・・ちょっと意表を衝いての一本が、ブルゴーニュのALOXE-CORTON Clos de la Boulotte96 Nudant MONOPOLE
抜栓直後から、香りが開いておりかなりなボリュームを予感させます。華やかな果実味と熟したドライフルーツ、朽ちた落ち葉、時間と共に刻々と香りが成熟してゆくのがはっきりと感じられます。味、香り共に濃いのですが無理をしている感じがなく、鄙びた田舎の匂いがします。リエーブルにブルゴーニュなんて普通考えもしませんが、合わせてみると意外な程しっくりいくのです。料理だけだと、下手をすると濃すぎて野暮ったい印象を持ってしまう恐れを感じたのですが、このワインと合わせると香りの妙も相まってガラリと表情が変わり、濃厚ながら品位のある一皿に生まれ変わるようです。ベストな相性ではないかもしれませんが、目から鱗のマリアージュです。先入観で物事を決めてはいけません。これだから酒と料理は面白い、と再認識させられた一組でした。



                              LMS 福本




by shimizu1021 | 2004-12-23 18:53 | ワインに合うお料理
ジビエにはこのワイン その2
   続いての鳥類はジビエの中でも王様と誉れも高い、ベガス(やましぎ)です。雷鳥の終わる11月初旬から出始める、くちばしの長い、比較的小ぶりな鳥で、かなり野性味に富んでいます。頭も一緒にロティして、半分に割って盛り付けられます。内臓はフォアグラなどと合わせてペーストにし、トーストしたバゲットに塗って頂きます。ワインが無いとかなり食べにくい料理です。獲れる数も少ないせいで、結構値の張る食材なので、合わせるワインもそれなりに、なってしまうのですが、ちょっと柔らかくなったピノか、かなり落ち着いてきたカベルネ辺りが、好相性でしょう。
今回は、P.DamoyのChapelle-Chambertin95、果実味を残しながら、熟成したピノらしい秋の森の香り一杯で、湿った落ち葉やきのこの香りが、濃厚な野生味に寄り添う形で、とてもしっくりいってます。特に、血をベースに仕上げたソースとの相性がばっちりで、さすが王道の組み合わせでした。割った頭も軟骨ごと、バリバリ食べてしまうのですが、これとワインがまた合うんですなぁ。魚も目の裏とか唇辺りってお酒を呼ぶじゃないですか。それにしてもピノはいい香りです。高貴だけれど、なんかちょっと懐かしい、晩秋に
もってこいのワインです。
そして次、獣系は私の一番好きな、リエーブル(野兎)です!

                                      LMS 福本
  
            
by shimizu1021 | 2004-12-20 18:37 | ワインに合うお料理
ジビエにはこのワイン
  ジビエと一括りに言っても、鳥類もいれば獣類もおり、白身系もあれば、赤身系もあります。個人的に繊細な白身系よりも、味、香り共インパクトのある赤身系の方が好きなので、今回はそちら方面で合わせてみました。
まずは、鳥類ですが、ジビエの中ではスタートの早い雷鳥、日本は勿論禁猟なので、北欧から連れてきます。胸肉は赤身としては、くせのないプリプリの筋肉なのですが、うずくまっている事が多いせいか、腿肉はうっ血して、とても同じ固体の部位とは思えない位、強い個性があります。アンチョビを凝縮させたような香りが辺り一面に漂って、かなり好き嫌いの分かれるところです。丸ごとローストして内臓も漉してソースにします。たっぷりの冬野菜を添えていただくのですが、胸肉には熟成感の出始めたピノが、腿肉には若いカベルネが、ちょうどいい感じで、両方に合わせるとなると・・・・。
今回はローヌにしました。アンチョビの香りをポイントにして、Santa DucのSaint-Joseph99 。スパイスとオリーヴの香りにアンチョビが加わって、中々のバランスです。ワインがいい熟成感を出しながら、まだまだ元気なので雷鳥に負けることなく着いて行ってる感じで。ただこれがメインだとちょっとまとまり過ぎてつまらないかも。中盤を盛り上げる組み合わせとしてなら、申し分ないかとおもいます。雷鳥、美味しいですよ。出回る時期が短いので、あっという間に終わってしまいますが、一切れでワイン2杯はイケルかも。
  では続いてベガス(ヤマシギ)へ参りましょう。
by shimizu1021 | 2004-12-17 19:45 | ワインに合うお料理
ジビエですねぇ
  最近は白ワインの方が、しっくり馴染むようで、濃い赤はあまり飲まなかったのですが、この時期はべつですよねぇ。いやー今年もきました野禽の季節!一年で最も食欲に翻弄される、嬉しくもあり、迷惑でもある、血沸き肉付きまくりの季節到来でございます。当然ワインも噛める程、濃い赤がメインとなり、テーブルの上はワインのタンニンで、お歯黒になった上、料理のソースでテラテラの唇をした肉食獣達の、大饗宴となる訳です。世の流れで、ジビエ料理も軽く仕上げるようになり、以前のように、長い時間フェザンタージュさせたり、血と内臓だけでソースを仕上げる事は少なくなっているようです。有機で育てた元気な野菜をふんだんに使い、ソースも素材のジュを前に出した、獣臭くないジビエがメインとなってきています。

が、しかしジビエはやっぱり濃いほうが旨いです。動物園の厩舎みたいと言われますが、自然に朽ち果ててゆく生物の熟成の極みにはある種の感動を覚えます。血も内臓も全て食べ尽くす事で完結する何かを感じます。なーんて単に臭い物好きなだけなんですが。
で、ジビエに合わすワインのお話ですが・・・・・。ちょっと出掛けなければ、いけなくなりました。また、書きます。  
    
                                       RMS福本
                                                                                                            

by shimizu1021 | 2004-12-16 18:06 | ワインに合うお料理




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by shimizu1021
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